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大学研究者との共同研究を経て開発した製品、それが高機能アルカリ除菌・消臭スプレー「BioSmash」です。
人体に影響を及ぼさない食品添加物と精製水で製造された、除菌・消臭・洗浄剤です。
帝京大学 医療共通教育研究センター
山崎 丘 博士
市販の除菌剤としては、アルコール系、次亜塩素酸系、そしてこのBioSmashのようなアルカリ系が一般的によく使われており、それぞれにメリットとデメリットがあります。たとえば、消毒用エタノールは医療現場等をはじめ最もよく使われており、コロナ禍で入手困難になったことも記憶に新しいですね。効果が高い反面、揮発性で臭いが強く皮膚や粘膜への刺激作用があり、引火の問題で使用が制限されることもあります。次亜塩素酸系は塩素系漂白剤の成分で、独特の塩素臭があり、刺激、毒性が強く、酸性のものと混ぜることで有毒な塩素ガスが発生するというリスクもあります。BioSmashは、ガスの発生がなく、無臭で、低刺激性のアルカリ水であることが特徴です。
アルカリ性のBioSmashは細菌の細胞壁に含まれる脂質や多糖類、タンパク質を溶かすことができます。特に大腸菌(O-157を含む)のような細胞壁の薄い細菌には効果的に作用します。また、ウイルスに対しても同じことがいえます。ウイルスには大部分が脂質から成るエンベロープとよばれる膜に包まれた「エンベロープ型(インフルエンザやコロナなど)」と「ノンエンベロープ型(ノロウイルスなど)」に分けられるのですが、アルカリ性のBioSmashは、エンベロープの脂質に作用して膜を壊すことで不活化します。また、ノンエンベロープ型に対しても直接タンパク質を分解できるので、同様に効果が期待できます。ちなみに、消毒用エタノールはエンベロープ型に対しては同様の効果が得られますが、ノロウイルスなどノンエンベロープ型に対しては効果が劣ります。
日本食品分析センターおよび宮城県公衆衛生協会の試験結果によって、ウイルスや細菌に対する効果が示されています。私たちが暮らしていく中で適切にBioSmashを使うことにより、効果的に「感染経路を断つ」ことができるでしょう。また、無臭で、かつ肌に優しく使いやすいという点もポイントだと思います。そういった意味で、BioSmashはアルコールや次亜塩素酸に替わる「私たちの生活に即し、日常使いに適した除菌剤」であるといえます。ぜひ、安心して使っていただきたいと思います。